うまべぇグッズ、図鑑で紹介 東大和市


東大和市が発行した 「うまべぇ グッズ図鑑」】


 東大和市は、市の観光キャラクター「うまべぇ」を利用した商品を紹介した冊子「うまべぇ グッズ図鑑」(A5判8ページ)を発行した。全国のご当地キャラクターの人気投票「ゆるキャラグランプリ(GP)2015」で、都内自治体のキャラクターでは最上位の94位だったこともあり、同市内の24事業所が相次いで関連グッズなどを製作した。

 うまべぇは、同市のグルメイベント「うまかんべぇ~祭」のマスコットキャラクターとして、2013年にお披露目された。向かい合わせの二つのお椀わんの間から顔を出す犬がモチーフのキャラクターで、市内のイラストレーターがデザインした。舌を出すユニークな姿が人気になり、ゆるキャラGPでは初参加の14年に178位、翌15年にはさらに飛躍した。

 関連商品を作るには、市に使用申請を出す必要があるが、使用料は必要ない。このため、様々なジャンルでグッズが製作された。

 パンやどら焼き、クッキー、サブレなどのスイーツ類は多数ある。バッジやキーホルダーなどのほか、コースターや箸置き、グラス、タンブラー、陶器なども。地元産紅茶やうどんのパッケージにも登場する。無料通話アプリ「LINE(ライン)」用のスタンプやゲームアプリも作られている。

 市内の銭湯「神明湯」では、富士山を描いた背景画の中で「隠れキャラ」的にうまべぇがいるほどだ。

 図鑑ではグッズの写真のほか、販売先の住所や電話番号などとともに、地図に場所を示している。同市産業振興課は「うまべぇが東大和を知ってもらうきっかけになれば。多くの商品が地域振興につながるといい」としている。図鑑は市役所などで無料配布中。問い合わせは同課(042・563・2111)。

2016年6月1日(YOMIURI ONLINE)



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